出会いアプリ

「ルームメイトとケンカしちゃって家を飛び出してきちゃったんです」
と言うナヅナちゃんとは出会いアプリで知り合った。何でも、友達とはある田舎の専門学校卒業後に都会での仕事に憧れて共に上京してきて、ルームシェアをしているそうだ。
大きなボストンバッグをぶら下げてリュックサックも担いでいる。もう見るからに家出である。
「あの子は出会いアプリにハマっていて、男を部屋に連れ込むんですよ」
と、ナヅナちゃんは不満そうに言っていた。そりゃ、同部屋の女性が男を連れ込んできて、横でパコパコやり始められたらたまったもんじゃない。でも、ナヅナちゃんが彼女に居心地の悪さを指摘すると、ここの家賃は半々にしているのだから私にもどう使うか決める権利がある、とか言って聞かなかったそうだ。それでケンカになって、家を飛び出した来た、と言う流れだった。
で、このナヅナちゃんの恰好は何だろう?もう全身で「だから今晩泊めてください」と訴えかけられているようなものだ。
出会い系アプリ
初対面の女性を部屋に泊めるのはどうなのだろう?いくらなんでも展開が早急過ぎないだろうか。そりゃ僕だって、出会いアプリ使ってナヅナちゃんと知り合ったのだから、そう言う関係になることには躊躇はしていないし、ホテルを取るよりも安上がりだし・・・て、あれ?ナヅナちゃんも出会いアプリ使って、僕と知り合ったんだよね?
「それはそれ、これはこれです!」
と、怒ってはいるナヅナちゃんだが、知り合った男を部屋に連れ込むルームメイトと、知り合った男の部屋に泊まりに行くナヅナちゃんは、そう大差はない感じがするのは気のせいだろうか?
「で、今晩だけ泊めてもらえませんか?」
と、ナヅナちゃんは上目遣いで訴えかけてきた。あー、ついに来たかー、と言う感じである。ナヅナちゃんを泊めることには僕は問題ない。ただ、アイツがどう言うだろう?僕はスマホを取り出してルームシェアしている友人にお伺いを立てた。
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